およそ6年前に買ったトキナーの広角ズームレンズ”AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4”です。
フィルター径77㎜という、わりと大きなレンズです。
APS-C専用ですが、広角側の12㎜は非常に扱いやすく、広角域に見られるたる型の歪曲収差というひずみをほとんど感じることなく、広角撮影を楽しめます。
このレンズを手にしてからは、ほとんど星空撮影に夢中でした。
ところが場所と環境もあるかもしれませんが、正直なかなか納得のいく撮影ができていません。
そんななか…
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昨年、ファインダーいっぱいに星空を取り込めつつ、なお明るいレンズを求めてこんなレンズを買いました。
SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM - 株式会社シグマ
魚眼レンズとも言われております。
あえてたる型の歪曲収差を補正していないレンズです。
それでもって最短撮影距離もレンズ前1.8㎝というから、色々と面白い絵が撮れるレンズなのかもしれません。
これで今年は星空にチャレンジし、「12-24mm F4」では思い道理に撮れなかった念願の”天の川”をなんとかゲット。
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うーん、12㎜と10㎜、歪曲云々はさておき何が違ったのか。
素人目ですがやはり開放F値でしょうか。
F4ではどうしてもシャッタースピードを遅くするか、ISO値を高くしなければ思い道理に天の川が浮き出てこない。
星を流してしまうか、高感度ノイズをノリノリにして妥協するかです。
その両方を乗り越えられるほど、このF2.8の恩恵は大きかった。
そんな理屈を頭の中でこねくり回してるともう、F2.8通しの広角ズームが欲しくて止まらなくなり調べてみることに。
「確かトキナーで”AT-X 116 PRO DX Ⅱ”というF2.8通しの広角ズームがあったよな」とか思いながらトキナーのサイトを覗くといきなり新製品が目に留まりました。
AT-X 11-20 PRO DX|広角レンズ - Tokinaトキナー
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なぁにぃ~!?
11-16でも星空撮影には十分なのに、なんと望遠側が20㎜にアップグレードした新製品です。
要するに11-16の後継モデルです。
私の12-24の後継モデルは12-28として出てて、ズーム値は申し分ないんですが、やはりF値はF4になります。
「そんな小出しにしないで頑張って11-28/F2.8なんての作ってよ」
って思うより先にこうなっちゃいましたけど↓(-"-;)
でかっ!!!
なんとこの”AT-X 11-20 PRO DX”はフィルター径が82㎜になります。
存在感すごっ!
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でもって11-24はどうなったかというと、
タムロンの28-75とともに下取りへと…
まあ、ものごっつぅ後ろ髪引かれる思いではありましたが、もともと後ろ髪もないことだし、あっさりとあきらめちゃいましたとさ。
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レンズがどうのF値がどうのとか言ってるけど、結局絵を撮らなければ意味がないんですよね。
果たして今年はどれだけ撮影に行けることか、そこだけがネックでございます。
ちなみに、
トキナーのレンズってどんなんかなぁ~って思われる方には、レンズレビューをされてるサイトがお勧め。
まあトキナー寄りのレビューではありますが、買う前にチェックするにはいいかも。
小河俊哉 - トキナーレンズの高画質をより引き出すレタッチ技術