友人が「ノートパソコンが全然立ち上がらないから見てくれ」と持ってきた。
電話のやり取りで、いの一番にハードディスクを疑っていた。
こうなる前の症状を聞くと、突然アイコンが光りだしてフリーズしたので強制終了したと言うんです。
それ以降電源を入れても画面が真っ暗なままで立ち上がらない。
アイコンが光るというのが理解に苦しむところですが、なにかしらそれに結びつく原因があるのでしょう。
話からしてグラフィックチップの問題かとも思ったけど、ノートのグラフィックでは手の施しようが無い。
…
電源ボタンを押すと電源LEDが点灯してファンの回る音とともに、ハードディスクのシーク音もかすかに聞こえる。
しかし直ぐにハードディスクのアクセスは止まり、ファンも止まる。
LEDは点灯したまま無音・無応答な状態になる。
メーカーPCなので当然バイオスチェック画面は表示されないはずなので、ファンが止まるまでにF2かDELを連打してみても無反応。
これはグラフィックに行き着くまでの問題だな。
となれば、なに?
メモリー?CPU?
普段の使用状況を聞いてみると、パソコンは電源につないだまま放置状態。
たまに立ち上げてネット検索や仕事の書類作成。
場所を取らないからと、ノートをデスクトップ代わりに使うありがちな話。
バッテリーはと言うと、ニッケル水素。
試用期間は4年だから、こういう使い方ならそろそろバッテリも寿命かもしれないし、何気にバッテリを外してACアダプタだけで立ち上げてみた。
すると画面が生き返ったようにメーカーのロゴが現れて、システムが起動した。
その後も何度かシャットダウンと起動を繰り返したが、問題ないようです。
結局調べてみると、性能が低下したバッテリを搭載したままACアダプタを繋いでいても、システムへの供給はバッテリから行われるようです。
ですから最悪起動すら出来なくなるんですね。
これでまた一つ勉強になった。
近年モバイルや携帯電話の機能は年々よくなっているけど、バッテリの性能がまだまだ追いついてないのが現状のような気がします。
充電・放電を繰り返すのが基本のニッケル系もまだまだ家電などには普通に使われてますが、使用形態と本質が矛盾しているように思うのは私だけでしょうか。
リチウムイオンに替わるエネルギーはこの先あるのでしょうか。