昔はアメリカ映画に登場する日本人が極端に変に表現されてました。
向こうから見ると「日本=アジア」という大雑把なイメージでしかなかったのかもしれません。
だから中国人なのかベトナム人なのか分からん日本人だったり「メガネ・カメラ・出っ歯にネクタイ」とか、ただのキャラクターの一つだったりしました。
近年では普通に”日本人”を表現されるようにはなりましたが、いつ頃からなのでしょうか。
…
先日、ダウンタウン(漫才コンビ)と藤岡弘(俳優)が遊んでいる映像を見て、ふと昔に見た海外映画を思い出しました。
1984年のアメリカ映画で製作から28年にもなります。
そして、なんと主演がその藤岡弘さんなんですよね。
レンタルビデオで初めて見て驚き、何気に感動したのを覚えてます。
久しぶりに見たい!と思うともう止まらなくなり、探すまでも無くすぐに見つけちゃったので早速購入です。
なんとDVDでリマスターされてたんですね。
当時はアメリカ流の風変りな忍者やサムライが多い中、藤岡さんは単独アメリカへ行き、これが日本の侍なのだと、脚本から問いなおしたそうです。
とにかく不可思議なアメリカ流のサムライをネタにすればアメリカでは受けたのかもしれませんが、それを根本的に覆した藤岡さんにスタッフも感心したそうな。
だからこそ、この映画が当時では私たちにはすごく印象的だったんですね。
その辺の裏話はこのDVDに収録されてました。
「ラストサムライ」が出来るきっかけとなった映画でもあるそうな…
最近ではバラエティなんかでいじられることもある藤岡さんですが、一生懸命生きる姿は昔から変わらない、素晴らしい俳優さんだと思う。
※定価に対して、なぜか販売価格が高騰してます。↑
同じく最近ではめっきりイジラレキャラが定着した石田純一。
彼も昔、アメリカのテレビ映画に主演してるんですね。
オーストラリアのカウラにあった日本兵捕虜収容所の話なんですが、これもまた非常に印象的な内容でした。
石田さんの演技がとにかく素晴らしかった。
彼も単身アメリカへ演劇の勉強に行ってたそうな。
ただ、もう一度見てみたいのはやまやまなんですが、なんぼ探してもメディアが見つからない。
昔はレンタルビデオがあったのに…
まあ、そんな俳優さんたちのおかげで、現在のハリウッドに見る日本人が日本人らしく見れるようになってきたのかもしれませんね。