【 Dimension 8200 の修理 】の続き。
こうなったら、一丁腰を据えてやってみっかぁ!!!
と言うことで、疑わしきはまずCPU。
例によってヤフオクにて即決。
インテル pentium4-1.8AGHz SL6LA FSB400 Soket478 NorthWood
このマザー、FSB533も大丈夫なようで、2.4Ghzあたりがよさそうでしたが、微妙に値段が高いのと、700Mhzぐらいアップしたところで我、お姉たまにとってはその違いを体感していただけるとは到底思えないので、ここはあえて安い1.8Ghzといきます。
さあて、しばしCPUの到着を待つ。
…
なんかなぁ、ひょっとしたらマザーボードが根本原因なのかもしれないよなぁ。
…
うん、CPUを待ちきれずにマザーボードを物色!
Dimension自体の中古は結構あるけど、マザーはなかなか無いものです。
ところが、Dimension 8250のマザーならありました。
調べましたよ、8200との違い、互換性など…
- チップセットはインテルi850E。
- 8200には無かったLANボードがオンボード。
- リアのI/OパネルにはUSBポートが6つ、8200は2つ。
Dimension 8250 自体は、今でもパワーユーザーの方がパーツのアップグレードをしながら現役で使われてる、人気機種みたいです。
CPUはNorthWoodまでだけど、FSB533の3.06Ghzが載せられて、メモリーとグラフィックと電源を強化すれば今でもガンガンのマシンに変貌させられそうです。
ちょっと話は逸脱しましたが、マザーだけ出品なんて、ほかにありそうもないし以外に安かったので、保険と勉強がてら即決。
まずCPUが到着したら、8200のマザーに載せて検証しようと思いきや、マザーが先に送られてきました。
まあ、これは出品者にもよるけど、ゆっくりした人と、エッ!てぐらい取引の早い人がいますからしかたないですねぇ。
待ちきれない私は、先にマザーボードを交換して落札したメモリーとガムみたいなのが張り付いていたCPUをセッティングして起動検証してみました。
すると何をしてもピーピーうるさかったDimensionのモニターに、やんわりとDELLのロゴが現れました。
…「やったぁー」。
いやいや、喜んでる場合ではない。
まず、バイオス設定を見直さなければ。
慌てふためきながら、ぎりぎりでバイオスにログイン。
通常自作パソコンのバイオス画面には起動時にDelキーを押して入りますが、メーカーパソコンの場合は各メーカーによって押すキーが決まっています。
DELLはF2キーのようです、ほとんど勘で押したら合ってました。(笑)
CPUの動作周波数、メモリーの容量、時計合わせ、使わないであろうシリアルポートとプリンターのポートを無効にして、その他もろもろ確認して再起動。
これでめでたくウインドウズにログインです。
改めて「やったぁー♪」ですわ。\(^〇^)/
↑左が8200のマザー(i850) と128MBのRDRAM2枚。
右のケースにセッティングされてるのが8250のマザー(i850E)。
…
翌日CPUが届き、100Mhzしか変わらないけど一応交換して、余ってるメモリー256MB分を増設、DELLからダウンロードしたバイオスを書き換えて(A01⇒A04)ハード面は終了。
ウインドウズを起動すると、ノートンがいきなりポップアップ。
まあ、そりゃ当然でしょうね、長い期間起動されなかったんですから。
訴えたい気持ちは痛いほどわかる…。
でも今は無視、LANボードのドライバーを入れなきゃ先に進まん。
オンボードのLANはどうもインテルの10/100らしいので、インテルから最新のドライバーを入手してセッティングします。
それ以外のデバイスは問題なく機能してそうです。
そして忘れちゃならんのは、仮想メモリーのチェックです。
メモリーを増設したら、仮想メモリーの容量は大抵自動的に変更されるそうですが、変更されずに以前のままということもあるようです。
すると「増設してもらったのに大してサクサク動きません。」
なんて質問掲示板に投稿したりする羽目になります(笑)。
大体システムメモリーの容量の1.5倍の値をセットすればいいと聞いてます。
うちの職場のPCはシステムメモリーが1024MBなので仮想メモリー値は1536MBになります。↓
この8200@8250はメモリー容量が768MBなので仮想メモリー値は1152MBです。
案の定、前のメモリー値から割り出した384MBになってました。
これを変更してほぼ終了です。
お疲れ様でした。
…
いやぁ、しかし思う以上にメモリー増設の効果が体感できます。
やはり、XPのSP2で256MBはちょっときつ過ぎたのかもしれませんねぇ。
以前のドヨーンとした面影は消えちゃいました。
ほんとうにサックサクです。
これで本当のRDRAMの速度が体感できてるんだと思います。
正直、職場のPCはCPUが2.4Ghzもあって、メモリーも1GBも積んでるのに、この8200@8250の方が断然速いです。
この体感速度の差はSDRAM(DDR無し)とRDRAMの違いから来るんでしょうね。
なんぼCPUが速くても、メモリーの帯域がボトルネックになるんでしょう。
…!?*。。。
まあ、とりあえず起動するようになったとはいえ、一つだけ問題が。
そう、ライセンス違反の問題。
8200で走っていたシステムをほとんど8250のハード上に走らせることになるわけで、HDDやメモリー・CPU等の交換で済めば気にすることもないんでしょうけど、マザーボードはさすがに違うパソコンとして扱われるべきなのかもしれません。
現に起動時のDELLのロゴにはDimension 8250ってハッキリ表示されてますし。
やってみなくちゃ分からないけど、システムの再インストールが可能かどうかも気になります。
姉貴にこんなこと話しても何処吹く風だろうけどね…
「データのサルベージだけでも専門業者に任せたら目をむく金額請求されることを思えば安くついたと思うで(*^o^*)」
なんて金額の話なら即理解だろうけど(笑)。
まあ、そんな出来事のお話。
長文、最後までお付き合いありがとう。m(_ _*)m