月齢と休日がハマった8月7日~8日の深夜に岐阜県揖斐郡揖斐川町の方へ星空撮影に行ってきました。
星のふる里として有名な地でもあり、以前に↓ロケハンにも行きました。
星のふる里 岐阜県 | hanoshi
今回は念願の星空撮影です。
星空というか出来れば天の川をカメラの撮像素子に焼き付けてみたいと以前から願っていました。
天の川、子供のころは気にも留めなかったけど、多分この辺でも見えていたんでしょうね。
気が付けば田舎と言えどもこのあたりは光害だらけでまともに星空を望める場所がありません。
ならば近場の全国で有名な場所をということで岐阜県の星のふる里です。
さて、天の川をとらえることができたのでしょうか…
…
なんてもったいぶってるけど、結果的にNO!ガッテム!!
月齢は問題なかったけど、天気が…
まあ、天気というかムンムンの湿度ですね。
一見晴れているように見えるんですが、微妙に夜空がガスってました。
それとなによりも、意外だったのが光害です。
ロケハン時には気付かなかったのですが、やたら闇夜を切り裂く街灯が多いんです。
街灯だけではなく、撮影場所周辺の掘削場のライトも気になります。
まあ、これらの光がなかったらなかったで漆黒の闇に翻弄されてたかもしれませんが、星のふる里を歌う場所としてどうなんだろうとも思いました。
こちらのブログで語られているのが率直な意見だと思います。↑
まあ、ともあれせっかく来たんだから湿度と光害をも巻き込みつつ星の二つや三つ、いや1000個ぐらいは焼き付けられるかなと。
撮影場所に選んだのはこの構図。
もやっとガスってるのがわかりますよね。
カメラの設定と設置をすませて日が暮れるのを待ってると、なんと後方の街灯がランランと輝きだしました。
こりゃ計算外…
とりあえずISO感度は3200で絞りを開放、シャッタースピードを10秒にして暗闇を待ちます。
結局この場所で300枚のインターバル撮影に挑みました。
その中で一番面白味のある写真がこれです↓
藤橋城が明るく映ってますよね。
後方の街灯のおかげというか、逆にシャッタースピードはこれ以上下げられない要因でもあるんですが、たまたまこんな感じになりました。
唯一この写真には流れ星も写ってます。
流れ星の下の方にモヤモヤとした雲のようなものが見えますが、実はこれが天の川なんです。
多分、多分ですが、シャッタースピードを30秒ぐらいにして、湿度も低ければもっともらしい天の川を捉えられたんではないかと思います。
ただ、この場所で30秒も露光すれば、お城が完全にシロトビしそうな気がします。
ちなみにこの流れ星の拡大↓
たまたま10秒の間にとらえた流れ星ですが、途中で破裂した後に残骸が燃え尽きるまでをとらえたようにも見えます。
その流れ星の上のほうに薄く何本かの線があります。↓
これも多分ですが、人工衛星かと思われます。
インターバル撮影なので、この線が左のほうへゆっくり移動しているのを確認しました。
いやぁ、夜空って面白いです。
あまりチャンスはありませんが、月齢と休みと天気がうまくハマればまた挑戦しようと思います。
…
余談ですが、夕刻にカメラのセッティングをしているときに、ここの管理者の方に出会いました。
今日は7時過ぎごろからこの上空をISS(国際宇宙ステーション)が通りますので、是非カメラで撮ってみてくださいとのこと。
これはラッキーとばかりにワクワクとその時を待っていたところ、暗くなるにつれて街灯に集まる虫たちが、私の自動車にたかり始めました。
それはもう、ヒッチコックの”鳥”のような状況です(>_<)
結局辛抱たまらなくなり、機材をすべて片づけて20㎞先の町まで走り、蚊取り線香と虫よけスプレーを買いに行く羽目になりました。
これはもう自分の準備不足とあきらめるしかしょうがないです。
町に向かう途中で、山と山の間から時々ISSらしきものが見えたのには悔しくて悔しくてたまりませんでした。
まあ、あくまでも目的は天の川にあり!なので…まあいいっかぁ。
((((((^_^;)