クールピクスS52cで何の気なく撮った写真を、このカメラの機能「Dライティング」で処理してみました。
「Dライティング」とは逆光や明暗差の激しい画像の暗い部分を明るく浮かせながら、明るい部分は極力白跳びを抑えるように補正する仕組み…だと認識しています。
■ まずは元画像
シャッタースピード : 1/8秒
絞り値 : F3.3
ISO感度 : 250
手持ち撮影だけどVR(手ぶれ補正)が効いたかどうか、1/8秒でもそれなりにブレは出ませんでした。
…
って、手ぶれの話ではなくて「Dライティング」ですわ。
■ 次にカメラの「Dライティング」処理を行った画像
かなり派手目ですが、はっきりと暗い(黒い?)部分だけが浮きたってます。
要はJPEGファイルを画像処理しているようなものなのでしょうか。
ということで、元画像をフォトショップエレメンツにて、「シャドウ部を明るく」という処理を試してみました。
■ 元画像をPSEにて「シャドウ部を明るく」処理
一見大差ないように見えますがPSEにて処理の方はジュウタンまで明るくなってしまいました。
いずれの画像もサイズは[ 3456 x 2592 ]を[ 450 x 338 ]までリサイズしてJPEG圧縮30%までしてあるので、細かな部分まではわかりません。
そこで、リサイズ・圧縮前のフル表示の一部分を切り出して比較してみました。
■ DライティングとPSE処理の比較
上が「Dライティング」
下が「PSE処理」
全体的に低速シャッターと高感度のノイズが目立ちますが、やはり「Dライティング」の方がシャープな印象があります。
ジュウタンもしっかり再現されてます。
PSEの方は気持ちぼかしがかかったような印象です。
エレメンツではなくCS3のようなプロツールならまた違った結果になったかもしれませんが、コンデジ(コンパクトデジカメ)とはいえこの「Dライティング」はなかなか好評価です。
私的に…
ちなみにニコンのデジ一(デジタル一眼)の上級機種には「アクティブDライティング」というのが装備されています。
「Dライティング」とは違い、撮影時に明部・暗部を処理してしまうという仕組みです。
撮影時にアクティブDライティングを設定しておけば、RAW現像時にじっくり処理が出来るので、JPEG処理とは違い画像の劣化もなく仕上げられます。
うーん、アクティブ!…ヾ( ´ー`)
いや、そう勝手に解釈したんですが間違ってたらごめんなさい。